UVLS / Venus de Milo


本作品では、ミロのヴィーナスの石膏像に虫ピンを刺していき、紫外線に反応して蛍光する糸でピンとピンとの間をつないでいきます。虫ピンによる点を糸でつないで線をつくることで、面が形成され、三次元コンピュ−ターグラフィックスのポリゴンのようなイメージが出来上がります。そして、そこに紫外線を照射させると、糸の線が蛍光して浮かび上がり、元の石膏像の形は見えなくなります。二次元のコンピューター上に存在するはずのポリゴンの立体物が、石膏像の表面を水糸で形どることによって三次元の現実世界へと浮かび上がってきます。



糸、UVライト、既製品 | HDW 60  x 30 x 35 cm

BankART Artist in Residence [BankART Studio NYK・神奈川] 2016